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STORY
一歩踏み出したから、
誰かの背中を押せる
高校を卒業して、最初に就いたのは販売の仕事でした。接客の面白さを知ったあと、22歳でアメリカへ渡り、Santa Barbara City Collegeで経営学とマーケティングを学びました。ただ、卒業はしていません。中退してコロンビアへ渡り、スペイン語を10ヶ月学びました。深い目的があったわけではなく、「とりあえず行きたい」という気持ちだけで海外を転々としていたんです。
振り返ると、この海外生活が大きな転機でした。せっかく行ったからには、この経験に意味を持たせたい。そう考えるうちに、問いは変わっていきました。自分は何のために生まれて、何のために生きているのか。
高学歴な家庭で育ったこともあり、認められたいという気持ちは常にありました。でも、勉強では勝てないと早い段階で悟っていた。だからこそ、人と違う道、自分が戦って勝てる道を探す必要があったんです。
答えをくれたのは、前職で関わった人材紹介の仕事でした。「あなたのおかげで人生が変わりました」と言っていただく機会が、何度もあった。自分が海外での挑戦を通して感じた「一歩踏み出すことで見える景色」を、今度は誰かの背中を押すという形で渡せる。そう確信したときに、ようやく自分の存在意義が見えました。
そして自分自身が大学を出ていないからこそ、同じ立場の人の支援は、自分にしかできない仕事だと感じています。
気合いだけでは、続かなかった
創業して7期目になりますが、ここまでの道のりは決して順風満帆ではありませんでした。
立ち上げ初期、大阪と東京に拠点がありました。責任者を置かないまま、僕が2週間ごとに両拠点を往復していた時期があります。ある日、2週間ぶりに事務所へ行くと、誰も会話をしていない。報告もない。タスクが残っているのに先に帰るメンバーもいる。全員のベクトルが、仕事に向いていませんでした。
当時の僕は、心にもお金にも余裕がなく、パワーと気合いだけで会社を引っ張っていました。サービス内容も固まりきらないまま、正直に言えばお客様を「かき集めている」状況で、目の前の売上を追うことしかできていなかった。
結果として、創業フェーズのメンバーは全員辞めました。今でこそ「あの経験があったから今のRevengersがある」と言えますが、当時は本当に辛かった。
なぜ、この会社で働くのか。
あれ以来、経営の順番を変えました。この問いをメンバー全員で考え、共有すること。それこそが会社の土台を固めるうえで最も大切だと痛感したからです。
そして、サービスを誰にでも分かりやすく、明確にすることも重要だと気づきました。非大卒に特化した人材紹介サービスを「伸ばす」という一つの目標を掲げたことで、僕自身も、メンバーもその目的を共有しやすくなった。目標が明確になったことで、みんなが「これをやれば成長できる」という自信を持てるようになりました。
いま目指しているのは、大学を卒業していない人が、就職や転職を考えたときに最初に思い浮かべる会社になることです。
簡単なことではありません。AIが発展するほど、「ChatGPTに聞けばいいじゃん」と言われるような価値提供では勝てなくなります。だからこそ私たちは、「AIでは物足りない」と感じる領域を追求します。この人に聞いたから出てくる発想、そして何よりも安心感や温かさ。人ならではの価値提供こそが、私たちの強みです。
